tomo-G の日常

定年退職後のG(爺)の日常です。

深海釣り①

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過去の記録をたどると、Gの初めて深海釣り挑戦は2013年1月まで遡る。ただし、準備期間まで含めるとさらにその1年前と言うことになる。

深海は、一般的には水深200mより深い海を指すそうだけれど、釣りの世界では200m前後は中深海、本格的な深海は500m以深と言って差し支えないだろう。

深海で狙う魚といえば、キンメダイやメヌケ類(アコウダイ等)が一般的だけど、水深1000m前後を狙う狙うベニアコウ(オオサガ)や、近頃では高級魚扱いされるアブラボウズも深海釣りのターゲットで、いずれも超美味な高級魚だ。

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深海釣りの道具は、基本的には自前で用意しなければならない。船宿さんがレンタル品を用意するには高価すぎるのだ。500号(約2kg)のオモリを背負える深海ロッド、その竿を船縁で支えられるロッドキーパー、10号以上の道糸を1000m以上巻ける大型電動リール。最低でもこの3点セットは必要で、中古品で揃えても20万円は下らないだろう。

その他に、大型クーラーボックス、大型電動リール用バッテリー、餌(近頃高価なスルメイカ)などを用意すると、さらに数万円が必要だ。

それに、仕掛けもハリが10本以上ついた全長10m以上のものを専用治具に巻き付けて用意しなければならない。

深海釣りは、とにかく手間とお金がかかるのだ。

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Gは「準備に1年要した」と言ったけれど、仕掛けを準備するだけで半年位はかかったと記憶している。もちろん、釣りの準備は休日しかできないし、その合間に他の魚を釣りに行ったりもするので、正味の期間ではないのだが。

例えば水深500m前後のメヌケ釣りなら、1日の投入回数は8回が基本だから、最低でも投入回数分の仕掛けを用意しておかなければならない。ベテランなら仕掛けの使い回しもできるけれど、初心者には絶対にムリ。

だから、先ずは80本の針(10本×8回)をハリスに結ばなければならないし、その80本のエダスを幹糸に結びつけなければならない。そしてその仕掛けを専用治具に巻き付けるのだが、その方法は本やネットで調べることはできるけど、実際にやってみるとややこしいし、釣行当日釣り場に行って無事に投入できるかどうか誰にもわからない。こんな不安なことってそうはないけれど、それでも釣り人を魅了してやまない深海釣りなのだ。

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